hmd_tarakoのブログ

調べ物と考え事。

うつ治療を終えた

たらこ@hmd_tarakoです。 今日、うつ治療を終えました。気付いたこととか書き残そうと思います。

背景

2018年の4月末からうつ症状について精神科で治療を受けていました。2週間に1度の通院をし続けていたのが、今日の通院で終わりになりました。期間にして19ヶ月間ですかね。

僕は1度転職していますが、転職のきっかけにもなっています。

状況と症状

診断以前

治療は2018年の4月末からですが、症状の自覚はそれより前からです。就活をし始めた時期(2016年1月:大学3年生の冬)に「これがうつなのかな」と考えるようになりました。考えていた内容としては、

  • 趣味に時間を費やしていない
  • 楽しいと感じる場面が少ない
  • 自分のやりたいことが思いつかない
  • 自分には能力がない

といった感じのことだったと思います。

悩みこそしていたものの、病院には行っていませんでした。深い理由はありません。普段から体が不調の場合でもなかなか病院に行こうとしないというのもあります。それに加えて意欲も低下していました。

この状態のまま就活・卒研・就職と進んでいくことになりますが、これはなんとかしました、なりました。

診断直前

2018年の2月と3月、めっちゃ残業してました。そしてその仕事内容も合いませんでした。量も質も僕にとっては悪い状況でした。

その頃、考えていたことは、

  • 自分はやりたいことをやれてないのではないか?
  • そうだとして、やりたいことは何か?

でした。特に後者について答えは出ず、常に考え続ける状態でした。退職についても考えている頃です。

また、この頃から強い眠気を感じるようになりました。毎日のように眠気覚ましに栄養ドリンク飲んでました。

診断

眠気はうつと関係あるのか、関係あるとすれば身体症状まで出ているので病院に行くべきか、そもそも今の状態はうつなのかと考えいよいよ病院に行くことにしました。

抑うつ症状が出てますね」とお医者さんは言いました。「うつ病ですね」とは言われませんでした。僕もうつ症状を「うつ」とは呼ぶけど「うつ病」ではないと判断しました。

実際、「うつ病」と呼ぶには軽い症状だったと思います。この時点で僕が欲しかったのは病名より、状態がうつと呼ばれるものであるという宣言だったので、「うつ病」かどうかは気にはしていませんでした。

眠気については睡眠が浅くなっているのではないかという判断がされました。結果として向精神薬2種と睡眠導入剤1種が処方されました。

退職まで

診断から1ヶ月後(6月頭)、上司にうつと退職を検討していることを切り出しました。休職を提案されましたが、(僕目線で)転職を前提とした休職というのが気持ち悪かったので断りました。

すぐに辞める日は決めず、プロジェクトの様子とかを見つつ最終的に9月末で辞める運びになりました(決まったのは8月入ってからだったかな?)。随分行動が遅いとは思います。

この頃は辞める辞めるって考えながら、そして眠気に耐えながらって感じでした。上司や事情を知ってるプロジェクトリーダーとかは僕を残業させても大丈夫か?とか気にかけてくれていました。

退職後

無職です。休むとはいえ就職のことを考え続ける日々が始まりました。何を考えてたかは改めて別記事にします。

まず始めたのは栄養ドリンク(カフェイン)を辞めることでした。眠気との戦い。飲まない日の気だるさがひどかったです。

そして、考える時間的余裕が出て、

  • 趣味に時間を費やしていない
  • 楽しいと感じる場面が少ない
  • 自分のやりたいことが思いつかない
  • 自分には能力がない

これらの悩みが顕著になりました。ゲームとかをしようにも面白くないといった感じです。無職であるという状況も常に頭をよぎって邪魔をしてきます。

お医者さんには「楽しむというのは高度なことで、あなたはまだそれができる状態ではない。」というふうに言われました。楽しむことと休むことが別であるのはわかりますし、なるほどと思いました。一方で休むとは何かをすることなのか?しないことなのか?とも思いました。

悩まないのが良いことだと分かっていても頭は勝手に考えます。

無職期間は2018年10月から2019年6月まで、8ヶ月半です。単純な転職と比べると長いです。

ちなみに、診断書は書いてもらいました。雇用保険の受給の3ヶ月の待機期間はありませんでした。

再就職後

環境は変わりました。しかし、うつの状態はあまり変化しなかったように思います。

ふと、この治療いつまで続くんだろう、と気になりました。治療のゴールもわからなくなっていて、お医者さんに相談しました。「薬が不要になった状態が今のゴールです」といった答えを貰いました。すんなりと納得しました。悩みがなくなることを目標に設定しようとしていましたが、それは別問題だったようです。

この頃から薬を弱くし始めました。

直近

症状のぶり返しや離脱症状のようなものもなく、2週間前の通院で全ての薬の処方が無くなりました。

そして今日の通院で、通院終了となりました。

漠然とした悩みもうつ症状も、有るか無いかで言えばまだ有ります。しかし、治療の範囲ではなくなった、ということにしています。

向精神薬の効果

人によってうつ症状も様々であれば、薬の効き目も様々です。これが薬の効果かな?と僕が感じたものです。外傷に軟膏を塗るのとは訳が違うと思いますので、効果を保証するものではないです。心の傷ってなんだろう。

焦り・不安感の緩和

これが主たる効用だと思いますし、実感もありました。

やりたいことがないことについて「早く決めなければならない、決まっていない今の状況はマズい」という考えが強く、モヤモヤとした気持ちが続いていましたが、処方後はこの思考をする回数と長さが減ったように感じました。

貧乏ゆすり

服用し始めて気付いたんですが、めちゃくちゃ貧乏ゆすりが増えました。そわそわが止まらないんです。あと、椅子に座っていられない。立っていればウロウロ歩きたくなる。

お医者さんには「ストレスですよ」と言われました。副作用とは明言されていません。薬によってストレスに対する身体的な反応が変わったと捉えられなくもないと思います。

一応軽くググってみましたが、処方されていた向精神薬にはアカシジア・静座不能症といった副作用が記されていました。

薬を弱くするにつれて気にならなくなってきたので軽く副作用として出たんじゃないかなと考えてます。もちろん、ストレスそのものが減った可能性もありますが。

問診の内容

僕の通ってた精神科では、

  • 調子はどうでしたか?
  • お仕事(転職期間の間は転職活動)どうですか?
  • 食欲はどうですか?
  • 眠れてますか?
  • 何か気になることはありますか?

という質問を毎回されました。最後のはついつい特に無いですと言いがち。「お医者さんに言われた」って書いてる所は基本的にこのタイミングで質問してます。

うつの原因は?

わかりませーん!わかったら苦労せんわな。わかっても苦労するのに。就活でうつのこと言うとまず原因聞かれます。当たり前ですが困りますね。

  • 自分には能力がない

この感覚にヒントがありそうですね。いわゆる自己肯定感の欠如ってやつですが。

あとは、自分に不利なことは受け止めずに無視する傾向があるのですが、受け止めざるを得ない状況が増えたこともあるかなと思ってます。

人間関係が原因とか、わかりやすいパターンもあるかと思いますが、少なくとも僕の場合は人間関係ではなかったです。

これから

治療が終わったとは書きましたが、投薬をしなくなっただけに過ぎません。

見方によっては振り出しに戻ったようにも見えます。悩みは解消されず、うつ症状も完全には消えていない。うつの原因もわかっていない。

ですがまあ、悩み事の質が変わってない訳ではないですし、焦りも減りました。変化を望んでないわけでもないので、改善に努めるだけですね。

悩みの具体化が全然できてないなと常々思ってました。そしてそれが、具体化(言語化)のツールとしてブログやろうかなと思った一因でもあります。続くと良いね。

自己肯定感かぁ〜